三原山の火山観測研修!

1月29日(火) 天気:快晴

<特別火山観測研修!>

本日は気象庁の方による大島の定期火山観測に
特別に同行させて頂き、普段は入山出来ない
火口の淵や設置されてる複数の観測機器の
データ収集の見学に行ってきました~!


ネイチャーガイドとして大島の防災という視点から
三原山山頂付近に設置してある火山観測機器網の
意味や実態を少しでも知る事は必要不可欠という見解
からやっと実現出来ました(^^)


まずは山頂まで気象庁の特別車両にて入山です!
設置してある沢山の機器を見て回るにはやはり機動力の
ある車は必須ですね(^^;なんかちょっと優越感でした。
13129-kuruma.jpg

目指すは火口一周コースの内側!
当然、普段は立ち入り禁止エリアとなります。
冬という事もあり、気温との温度差で地表からは沢山の
噴気が上がっています。

一見、こんなガスの中は危険と思うかも知れませんが、
この噴気は毒ガス性は無く、ほとんどが雨水が地底の
マグマに熱せられて水蒸気となって上がっている状態
なので今は大丈夫なのですが噴火が近かったり、
直後の状態だと噴気の成分が変わって危険だそうです。
13129-jyouki.jpg

とある地点の地中温度を計測してみると「60.0℃」
当然、この温度がもっと上がってくれば噴火が近いという
判断となるそうですが、ここ5年程はこのくらいの温度だ
そうです。
噴気に手をかざすと、かなり暖かく冬で悴んだ手には最高♪
13129-onndokei.jpg

三原新山(火口淵の一番高い場所)のすぐ真下ではこんなに
モクモクと噴気が。。。
13129-sinzan.jpg

気象庁の方がこんな感じで月に一回のペースで定期観測
してくれています。
13129-kansokurtyu.jpg

東京大学の教授や火山研究チームによる火山性炭酸ガスを
計測する機器
なども一緒に教えて頂きました。
他にも他大学やNHKの観測機器等もあるそうです。。。
13129-toudai.jpg

火口一周コース沿いからのサーモグラフィー機器で火口壁の
温度
も計測されていました。
実際に私もその機械で観測させて頂きましたが、
この機械の値段1台約800万円
だそうで・・・
正直ビビりながら使わせてもらいました(^^;
13129-sarmo2.jpg

ここにはGPS4台を駆使して計測する地殻変動観測機器
設置されていて、レーザー距離計と合わせて1mm単位で
地殻の動きを計測しているそうです。
13129-kyori1.jpg
13129-kyori2.jpg

この計測結果に基づくと、大島は1年で5~12mmずつ
膨張している傾向がここ10年近くは続いているそうです。
理由は地底のマグマが徐々に増えてきて、地面をゆっくり
押し出していると考えられていますが、これは活火山で
あれば当たりの事らしく、ましてや地球規模で考えれば
プレートも変化してるので、膨張している=噴火が近い
という事ではないらしいです。


そしていよいよ、断崖絶壁の中央噴火口の淵に
設置してある機器へ!

当然ながら、直径約300m・深さ約200mの火口
ですから、その淵に立つのは、かなりドキドキです。
今日は風が無風に近かったのでマシでしたが、強風の時は
かなり危険な作業です(><)
13129-kamera.jpg

このアームの先端に付いてる特殊カメラで火口の最深部から
上がる噴気をライブ観測しているようです。

滅多に来れない場所なので、記念に1枚自分撮り写真。。。
中央に映っているのが、最深部(普段は見れない部分)です。
13129-kakou.jpg

中央火口付近には真っ赤な灼熱の溶岩が流れて冷え固まった
状態の「パホイホイ溶岩」が沢山見つかりました。
13129-pahoihoi.jpg

他にもB火口近くの下の壁からはこんなにも噴気がモクモクと!
普段は絶対に見ることの出来ないアングル写真です。。。
13129-kakousyuhen.jpg

このように、大島の三原山には国内最高レベルの観測網が
設置されていて島の防災対策に繋げている事の凄さと同時に、
世界中の火山研究者から注目を浴びている火山として、
伊豆大島の三原山があるんだと改めて実感出来ました。
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オレンジフィッシュ代表 粕谷浩之

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